2016年の12月に発売された、PS VITA のサガ スカーレットグレイスを4月にプレイしてたのでその感想です。
クソゲーなの?
サガシリーズは神ゲーであったりクソゲーであったりするブレが作品ごとに違っており、さらに一般人から見たらクソゲーに見えるゲームでも熟練したサガプレイヤーにとっては名作に見えるということも多くて難しいですね。
誰がやっても安定して面白いのはゲームボーイのサガシリーズとロマンシングサガの2や3でしょうか。 最もキワモノなのはアンリミテッドサガだと思うのですが、これを名作と呼ぶ声もあるのでよくわかりませんね。ミンストレルソングは無難に面白いと思います。
そんな中、スカーレットグレイスは、マップの簡素さやストーリーの展開の速さ、唐突感から、プレイして( ゚д゚)ポカーンってなるのはアンリミテッドサガレベルだと思いました。
ただ、これはいいとしても戦闘のテンポが悪すぎます。 なぜかパーティーメンバーのコマンドを入力しおえてから実際の戦闘演出が始まるのに毎回10秒近い読み込みが入ります。Ready…GO という格闘ゲームなのかレースゲームなのかよくわからない演出が入って、読み込みをごまかしてるのですが全くごまかせてないというよりは不快感を増加させている感じですね。 なので、ザコ戦闘1回あたりで5分ぐらい掛かるので、3回ぐらい戦闘したらクソゲーと勘違いしてそのまま中古屋に GO しても何ら責められないゲームとなっております。
つまりクソゲーなの?
つまり致命的な欠点として、凄まじいまでに戦闘のテンポが悪いです。さらに戦闘に入るまでの読み込みも長いです。 でもそれを差し引いても戦闘や育成のシステムはよくできていて面白いと思います。サガシリーズ伝統の閃きシステムは健在ですし、同じ技を使い込んでいくと熟練度が上がって、低コストで技を出せるようになって戦闘が楽になるのとか、非常に達成感あります。 特定の敵を倒して連撃に成功すると次のターンは技が低コストで出せるというシステムも面白く、どの敵の HP を最初に減らすか、などを考える楽しさがありました。
その他につらかったところ
上記の連撃システムなんですが、敵の HP を削って次のターンでやっつけて連撃だ、と思ったらなぜか今まで居なかった行動順位の箇所に移動して連撃ができなくなる、ということが多々あります。これは非常にストレスフルでした。
あと、RPG の常ではありますが、敵の状態異常はやたらと効くくせにこちらの状態異常は効きにくいのが嫌でしたね。ただでさえシビアな戦闘バランスなので。 特に状態異常攻撃を連発してくるアンデッドモンスターは状態異常が種族として無効なのはつらく、アンデッドにありがちな弱点とかも、無くはないですがそこまで効くわけでもないので非常に辛かったです。
まとめ
ただのクソゲーで片付けるのは非常にもったいないですが、つらい所も多いゲームでした。 しかし、主人公4人のうちの2人まではクリアするぐらいプレイし、70時間ぐらいはプレイしているはずなのでそこそこ遊べたと思います。 残り二人もやりたい気持ちはあったものの、戦闘テンポの悪さで気が引けてやれませんでした。 もっといい性能のハードで出すか、グラフィックを SFC ロマサガレベルにしてくれていいので戦闘が1分ぐらいで終わるようになっていたらすごくいいゲームだったと思います。
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2016/12/15
- メディア: Video Game
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