12/26に3DSで出た、「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」をプレイしてクリアまで進めたので感想です。
作品の位置づけ
「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」は20年以上前にSFCで出て人気を博した作品で、ゼルダシリーズはその後も舞台や設定、時代が大幅に変わった続編がいくつも出ています。作品的に直接の関係がある続編というのはあまり出ていなかったと思うのですが、「神々のトライフォース2」という名前が付けられており、20年前に出た「神々のトライフォース」の直接の作品となっています。
ただ、FF10-2やFF13-2みたいな前作のクリア後から数年後ぐらいの話なのかな〜、と思ってたらそんなことはなく、前作での冒険話が伝説になるぐらいに時代が進んでいて、リンクもゼルダも他の登場人物も「神々のトライフォース」とは別人になっていました。なのであえてこのタイトルにする必要あったのかなぁ?というのは感じました。マップは前作をかなり踏襲していますけどね。
そして、画面は最近出たゼルダであるスカイウォードソード、時のオカリナ(リメイク)、風のタクト(リメイク)のような3Dではなく、SFC版の画面のような2D見下ろし型になっています。
ゲーム内容
いきなりですが、個人的にはあまり自分の期待していたものではなかったかなぁ、というのが正直な感想です。というのも、ゲームを始めて最初のダンジョンあたりで、攻略に必要なアイテムがすべて店で手に入るという今までのゼルダの常識からするとありえないことが起きるんですね。いきなりブーメランも弓もハンマーもフックショットも爆弾も魔法ロッドも手に入るわけです。そして、ダンジョンではそういった攻略に必要なアイテムが手に入らず、店で手に入れたアイテムを使ってボスを倒しに行くだけになっています。(一応、ごく一部のアイテムはダンジョンで手に入る物もありますが。)
自分的にゼルダの楽しみというのはダンジョンで、そこで手に入るアイテムがないと詰む仕掛けや倒しにくい敵に苦労しつつ、アイテムが手に入ったらダンジョンの攻略が半分以上終ったも同然、みたいに感じる達成感が好きだったのに、そういうのがなくなっているんですね。ついでに言うと、ダンジョン三種の神器のマップ、コンパス、ボス鍵のうち、マップも最初から表示されてて宝箱から手に入るものではなくなってて風情がなくなった感あります。
というわけで、自分としてはこのシステムは自分の中のゼルダに重要だと考えている要素を根本から否定してる感じでダメだと感じました。ただ、2ch攻略スレを見てると、自分の好きな順にダンジョンを攻略できるという好意的な意見もあったので、自分の考えは古くてゼルダネクストジェネレーションはこうなっていくものなのかなぁ、とも思いました。
ゼルダ開発チームとしてもこれまでのゼルダのお約束みたいなのは無くしていきたいいうのを聞いたことがありますが、スカイウォードソードのダンジョンに入る前の謎解きも難しい&長い、というのは結構好きだったんですけどね。本作のこのシステムは全く合いませんでした。
そもそも無限の砂時計もタッチペン操作オンリーなのが理解できなくて投げ出したりしたので携帯機ゼルダとは相性が悪いのかもしれません。ふしぎのぼうしは面白かったんですけど。
ストーリーはそんなに長くないものの、最後の展開良くてお話的にもキャラクターの魅力という面でも良かったです。
まとめ
WiiUでの新作に期待 & ムジュラの仮面のリメイクをぜひお願いします。
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2013/12/26
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