月曜日までに考えておきます

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大逆転裁判クリアしましたが残念な作品でした

逆転裁判シリーズはぜんぶやっているので、大逆転裁判も当然購入しました。 スプラトゥーンをやりつつ、1日1話ぐらいのペースでコツコツ消化していて、クリアしたので感想を書きます。

全体として

この記事のタイトルですでにはっきりしていますが、非常に残念な作品でした。 逆転シリーズで一番の地雷である4と、ベクトルは違いますが酷さで1,2を争う作品だと思います。

だめな点

  • 伏線の大部分がまったく回収されていない

いわゆる投げっぱなしエンドというやつですね。 最終話のすさとさんのパスカビル家の犬の謎とか、アソウギ君の目的とか、まったく回収されていません。

なんか、感覚的に今までの逆転裁判から一話足りない感じなんですよね。敵検事もずっと死神さんだし。あの人が5年ぶりに復活した謎とか日本人を憎む理由とかも伏線張って未回収なんですけど。判事の偉い人がラスボスで、最終話は死神が捕まって真犯人としてあれ出てくるのかなぁと思ったらそんなこと無く終わっちゃいました。まあそれやると、まんま初代と同じなんですけど。でも初代でって話になると、初代が3話で終わっちゃった感じですよ。御剣がそこまで悪いやつじゃない感じがするけど、その理由は明かされないまま狩魔検事が出てこないままエンディングに行っちゃったような感じです。

なるほどくんがイギリスについて2ヶ月ぐらいで、到着から半年後に万博で、すさとさんが最終話で日本に帰る、片道50日って話だったので、「ああ、これは最終話のすごいいいところですさとさんがもう一度日本からイギリスに来てくれて大逆転する流れだなぁ」って思ってたら日本に帰るところで終わっちゃってびっくりでしたよ。恒例のED前「異議あり!」を一番言いたいのはプレイヤーだし、大逆転してしまったのはプレイヤーの期待度ではないのか。

その他だめな点

  • 最終弁論のめんどくささ

陪審員制度があって、そいつらが全員有罪と言うと裁判の途中でも終わりになって、それに反論するための最終弁論というシステムが導入されています。 これ自体は、陪審員を揺さぶってムジュンをつきつけたり誰かの発言と誰かの発言をぶつけたりするレイトン逆転裁判にもあったシステムで面白いのですが、使うタイミングが悪い気がしましたね。

隙のない証言をした時に、揺さぶるたびに有罪が増えていって反論開始とか、決定的な証拠が出てきて反論開始とかで、今までだとそこは証人や検事相手に戦っていたのが陪審員相手に話さないといけなくなって、遠回り感があるのとそもそも「陪審員の評決が一致しました」 => 「有罪」 * 6 => 「最終弁論を要求します」の流れが長くてダレます。

伏線が回収されていない致命的な点に比べると些細なものですが、もうちょっと何とかして欲しかったなぁと。

良かった点

  • 探偵パートの推理のところ

ホームズの変な推理を証拠品で正していく流れは、探偵パートでも裁判パート的な楽しみ方ができて良かったです。サイコ・ロックよりは爽快感もあって楽しいですね。

レイトン逆転裁判で面白かった複数証人のシステムが入ってて、これは面白いですね。さっき批判した最終弁論も、導入の流れ自体がめんどいのであって、複数の証人の発言をぶつけるのは面白いと思いました。ただ、これの導入作品であるレイトン逆転裁判であった、「他の証人が反応した時にツッコまないのが正解」という意地悪だった要素が本作ではなかった気がします。常にツッコめばいいのでそれはそれでちょっとぬるい気はしました。

まとめ

まあちょっと伏線回収の件が致命的すぎてなんとも言えないです。 逆転裁判初代が第三話で終わったとしたらどうか?という点で考えてもらえれば近いと思います。

まだ購入してなくて、購入を迷っている人は二部作なのか三部作なのか知りませんが全部揃ってからやるほうがいいと思います!