月曜日までに考えておきます

ITネタとゲームネタ中心に興味のあること色々書きます。

ネガティブな自己暗示をやめたら仕事がより楽しくなった話

ここ数年ほど開発系の IT エンジニアではなくテクニカルサポートを行うエンジニアとして働いています。

もともと、アプリケーションの開発や DevOps 周りの改善を得意にして仕事をしていたので、サポートの案件として入って来る可能性があるもののうち、 ネットワークそのものの構築やトラブルシューティングの話とか、Windows OS の話とかが苦手ですし、対応するのもつらいと感じていました。また、DB も「アプリケーションからお行儀よくアクセスする」側の知識であれば得意ですが、DBA 系の知識はエキスパートとは言い難く、本気でやるには苦手意識がありました。

ただ、仕事の都合上「自分に向いてない」と思ってもやらないと行けない状況になるときはあり、向いてないのにつらいなぁと思いながら気が重い状態で取り組む羽目になっていました。

「向いてない」ではなく、単に「知らない」ではないのか?

ただ、アプリケーションや DevOps 系のものであれば、未知のものや詳しくないものでも楽しいと感じながら調べることはできていました。最近流行の技術だと、GraphQL とか Kubernetes なんかがそれぞれに該当しますね。ではなぜ Windows や DB は「向いてない」からやるのがつらいのか、と考えてみると、そもそも「向いてない」ではなく「知らない」が状態としては正しいのではないかと思いました。それを「向いてない」のように自己暗示しているからつらくなり、興味を持てずに取り組むことになっているのではないか、と。

そこで、自分のスキルセットではない仕事をやることになったときも「自分には向いていない」と思うのをやめるようにしました。その結果として、その時点で得意分野ではない話にも前向きに取り組めるようになり、知らないこともより貪欲に学べるようになった気がしました。

全部やるのか?

仕事で優れた成果を出そうとするには、「これは自分の仕事ではない」という考えを減らすというのは大事だと思います。一方で、「これは自分がやるべき仕事ではない」と判断することも大事ではないかと思います。例えばあらゆる仕事に手を出して行くと、すべてを本気で取り組むことになり時間が足りなくてブラックな働き方になるか、またはあらゆる仕事が中途半端になる、というパターンも多いと思います。

今回、自分が気づいたこととしては「全部やる」ということではなく、「自分にとっての未知の事象を、既知の事象にするために掘り下げるアクションをいきなり拒否しない」ということが大事である、と考えるようにすると、ある程度しっくり来た気がします。事象がわかった上で、やはり自分のスキルでは厳しいということであればエキスパートに依頼すればいいですし、それほどでもないなら自分で対応することで、勉強できて、自分の力となるので、次からはより効率的に類似の問題に対応できるようになります。 それもせずに、「これは自分の仕事ではない」という判断をすることを避けていけばいいのかな、と思いました。