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伊坂幸太郎の新刊『あるキング』を読みました。 感想としては、残念ながら期待していたほど面白くありませんでした。基本的にハードカバーは買わず、文庫になるまで待つのですが、『ゴールデンスランバー』『モダンタイムス』は非常に楽しめて、買ってよかったと思ったので今回も買ってみました。でもまあ、文庫まで待っても良かったかな、と思いました。 伊坂幸太郎作品の好きなところは、突拍子もない事件の発生と、その伏線の回収の見事さにあると思っていて、最初、「なにこれ?」って思ったのが、後で「そういうこと!」ってわかって、その部分を読み返したくなる、というのが多いのですが、今回は謎のままで終わったのが多かったなぁ、という印象です。「なにこれ?」だけあるような感じ。『魔王』(注:大野君のドラマとは別物です。)も最後まで読んだ時に「なにこの終わり方!?」と思ったのですが、結局悪者は誰だったのか、という点について、色々と考えさせられる要素がありました。(後の『モダンタイムス』でかなり回収されていますが。) 今回はそういう部分もなかったなぁ、と感じました。私の読み方が悪い可能性もありますが ちなみに、タイトルの『あるキング』ですが、"a king"ということであり、"歩キング"ではないので注意。 「競歩王に、俺はなる。」という小説では無いです 野球選手の話です。しかもスペックが半端ない。 なんとなく全盛期イチロー伝説を思い出しました。
- 3打数5安打は当たり前、3打数8安打も
- 初回先頭打者満塁ホームランを頻発
- イチローにとってのホームランは内野安打の打ちそこない
- 初回先頭打者サイクルヒットも日常茶飯事
- 9回裏100点差、チームメイト全員負傷の状況から1人で逆転
- 一回のスイングでバットが三本に見える
- バントでホームラン
- 打席に立つだけで相手投手が泣いて謝った、心臓発作を起こす投手も
- ホームランでも納得いかなければサードベース踏まないで帰ってきてた
- あまりに打ちすぎるから牽制球でもストライク扱い
- その牽制球もヒット
- ピッチャーを一睨みしただけでボールが二遊間に飛んでいく
- 試合の無い移動日でも2安打
- バット使わずに手で打ってたことも
- 自分のホームランボールを自分でキャッチしてレーザービームで投げ返す
- 内野ランニングホームランなんてザラ、2周することも
- 一塁でアウトになってからベンチに帰る方が早かった
- ウェイティングサークルでヒット打った
- 打球キャッチしようとしたピッチャーと、それを受け止めようとしたセカンド、ショート、センターの選手ともどもスタンドインさせた
- 観客の韓国人のヤジに反論しながら背面キャッチ
- グッとガッツポーズしただけで5点くらい入った
- スイングでハリケーンが起きたことは有名
- 湾岸戦争が始まったきっかけはイチローの場外ホームラン
- ライトの深い位置から三塁線のスクイズも処理してた
- ボウリングの球を楽々ホームランにしてた
- 自分の打球に飛び乗ってスタンドまで行くというファンサービス
- 全盛期のイチローが打ったホームランボールを観客席で見ていた子供が捕ったんだが、すでにボールにサインがしてあって驚いたそうだ
伊坂幸太郎作品の中でのおすすめ
- アヒルの鴨のコインロッカー
- ラッシュライフ
- ゴールデンスランバー
・・・ああ、でもチルドレンもグラスホッパーも魔王も週末のフールも死神の精度も…挙げていくときりがないです。