月曜日までに考えておきます

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第7回本屋大賞『天地明察』を読みました

今年の本屋大賞、『天地明察』をようやく読み終わりました。 話の内容としては江戸時代の実在の人物である渋川春海の生涯を描いた内容で、最大の功績である大和暦を作るまでをメインスポットに当てた内容になっています。 渋川春海 - Wikipedia 貞享暦 - Wikipedia 全体的な感想としては、話の内容や読後感など良いのですが、引き込まれるように話の先を追いたくなるほど面白いかというとそういうことはなかったです。『ゴールデンスランバー』や『告白』は映画にもなりましたが、映画にしやすそうな内容です。一方で、『天地明察』は歴史小説ということもあり、NHKがドラマにしそうな内容ですね。 いい年した大人が情けないのですがかなり最後の方を読むまで実話を基にしたものだと思ってませんでした。徳川4~5代目ぐらいの時代の話で、水戸光圀山鹿素行徳川綱吉などと言った日本史の教科書に載るレベルの人達が出てきますが、主人公周辺はフィクション人物だと思ってました(汗)なんか能力的にチートっぽいのでw 主人公(渋川春海):囲碁打ちが本業ながら数学、天文、神道にも通じている。 関孝和数学の問題を見た瞬間に答えがわかる。 本因坊道策:天才囲碁打ち この人達のWikiはこちら。 関孝和 - Wikipedia 本因坊道策 - Wikipedia 本因坊~は『ヒカルの碁』でも出てきた名前ですが、佐為がヒカルの前にとり憑いた本因坊秀策はこの道策よりも後の人みたいですね。 というわけで、終盤まで実話だと思わないで読んでたのであまり衝撃的な展開無く、淡々と続いていくなぁ~という感想だったのですが、実話を基にしたものだと考えて読むと、主に関さんのあたりとかかなり面白く読めそうです。 前の本屋大賞2作と比べるとエンターテイメント性は低いですが、歴史小説としては非常に読みやすいです。特に中学生や高校生の人で日本史をやっている人なら、これを読みつつ学んでみるとこの時代には強くなれていいんじゃないでしょうか、とか思いました。
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あと、MediaMarkerという自分が読んだ本を登録出来るサービスがあるのを知ったので使い始めてみました。 メディアマーカー - ryonextのバインダー これも近いうちにブログで紹介したいと思います。