4/18(金)に行われたAWS Casual Talks#2に参加してきました。
最近までAWSはすごい技術だけど直接関わることがほとんどなかったのであまりAWS系勉強会に行ってなかったのですが、転職してAWS触る機会が増えたので参加してみました。やはり実際に触ってから聞くと、話の頭に入ってくる度合いが全然違いますね。
以下、聞いた話のまとめです。
CloudTrail by @kani_b さん
AWSの操作ログが取れるCloudTrailというサービスの話。 どういう手順で構築したかとか、なにか良くない操作をされたとか、そういうのが取れるようになるので便利な感じします。
まだ、
- 対応サービスが少ない
- 東京リージョンでは使えない
というのがあって、特に後者は日本ユーザの多くにとっては致命的なので座して待つしか今はないですね。
AWSで分析の話 by @suzu_v さん
MongoDBで集計を行っていた分析処理が遅くてつらかったのを、Fluentdに変えたらハッピーになって、さらにAWSが最近出したサービスであるKinesisを使ってやってみようとしているという話でした。
自分の印象としては、Kinesisはまだ検証段階で、Fluentd + ElasticSearch + Kibana でデータがだれにでも気軽に見られる環境を作り上げた、というだけでかなりの改善だったような印象を受けました。
MongoDBの集計が遅くてつらい、というのは自分にとっても他人事ではないので、まずはFluentdを活用して解決してみようと思います。
Redshift by @mineroaoki さん
AWSの並列DB、Redshiftの話です。WEB+DB PRESSに記事を書いた人ですね。
たしか、WEB+DB PRESSにも書いてあった、
- 普通のアプリケーションのバックエンドとして使うものは無理
- 分析用とのクエリに強い
という分散DBの基本の話から更に突っ込んで、Redshift上ではネットワークがボトルネックになるのでネットワーク上のやりとりが発生する再分散を発生させない設計をするという話を聞けました。データの規模感が大きくて面白かったですね。
しばらくこのサービスを使うことはないと思いますが、使うときはぜひ参考にしようと思いました。
AWS新サービス BY @ar1 さん
AWSのサービスで最近バージョンアップして便利になった新機能の紹介でした。
ELBのloggingはまさに自分たちも恩恵を受けている箇所なのでありがたいですね。 その他、ロードバランサからインスタンスを外す際、設定したタイムアウトの間は処理中のリクエストがある場合に待ってくれるようにするConnection Drainingの仕組みが入ったとかも、すごく自分たちに直接影響する部分だと思いました。
Route53も最近使ったのですが、ヘルスチェック機能が拡充されフェイルオーバー実行のしきい値の制御やUPSERT機能が追加された点など、活用できそうな新機能についての紹介でした。
LT
AWSを活用した様々な話が聞けました。特に、前に Immutable Infrastructure Confに参加した時に、Quipper社がテストが通ったらherokuに即デプロイしているという話を聞いて、面白いと思っていたので、Quipperの中の人のebflyの話も同じように興味深かったです。
まとめ
というわけで最初にも書きましたが、AWS使ってから聞きに行くと頭に入る度合い半端ないですね。 第3回の開催も期待しています!