月曜日までに考えておきます

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伊坂幸太郎「ガソリン生活」読みました

ガソリン生活

ガソリン生活

 

伊坂幸太郎の新刊「ガソリン生活」読みました。出たの2週間ぐらい前なのですが、いろいろ立て込んでてようやく読めて感想が書けます。

本の内容

内容は車が主人公で、車から見た人間の生活を描写したものです。車は自我があって車同士で話したりするのでディズニーの「カーズ」のようでもあるのですが、あくまで車は車同士で意思疎通が取れるというだけの設定で、車と人間がコミュニケーションを取ったり、車が自分の意志で発進したり、ということはできないお話でした。

そういう意味で「夜の国のクーパー」と似てると思いました。猫は猫同士で話して、人間の生活を見てるけど人間とはコミュニケーションが取れないしあくまで猫にすぎないので。

長編で、ひとつの事件を追っていく内容になっています。

感想

車同士でしかやりとりできないので、車にしかわかってない真実が人間に伝えられないところとか良い感じに描写されていて面白かったですね。 あと、話のクライマックスが3/4ぐらいのところできた感じで、後日談的なものが結構長い気がしたのでそこはもうちょっとクライマックスシーンをあとに持ってきても良かったんじゃあないか、という気がしました。

 

死神の浮力

死神の浮力