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「ドラゴンズドグマ2」一周目真エンディングぐらいまで遊んだので感想

3/22(金)に発売された「ドラゴンズドグマ2」を遊んでました。 PS5 版を購入し、エンディングまでたどり着いたので感想です。

どんなゲーム?

ファンタジー世界のオープンワールドゲームです。 エルデンリングとかウィッチャー3のようなものに近いんじゃないかと思います。

率直な感想

エルデンリングやウィッチャー3のような感じであれば面白いはずなのですが、率直な感想としては非常に厳しいゲームで、他人に気軽にお勧めできないなという感想を抱きました。 オープンワールドゲームなのにファストトラベルの条件が非常に厳しく、ファストトラベルを頼りにした冒険ができないというのがあります。消耗品のアイテム(ドラクエで言うところのキメラのつばさ)を使って、ファストトラベルができるのですがこのアイテムが店売りの有料になっています。 しかも消耗品の値段から考えると法外な額で、ゲーム中盤ぐらいの装備品クラスの値段を要求してきます。

さらに体力、魔力の回復手段についても険しいです。宿屋がなぜか高額になっており、想定の10倍以上の金を取られる感じがします。 しかも宿屋に泊まることでしか本質的なセーブができないので、宿代をケチってずっと泊まっていないと進行不能バグを踏んだ時に大きく戻されるリスクもあります。本質的なセーブというのはどういうことかというと、セーブデータは基本一つ、かつソウルシリーズのように常にオートセーブされています。そして死亡時はソウルシリーズとは違い、死亡した場所から復活します。(しかも最大体力が減らされた状態で)そのため、強い敵のところから逃げられなくなったとか、崖に落ちて出られなくなったみたいな詰み状況になった時は、最後に宿泊した時のセーブデータに戻すしかないということです。

移動費(ファストトラベル)と宿泊費(宿屋)が高いというリアル旅行のようなデザインですね。 こういう他のオープンワールドと比較しての大胆な制約がある割に、これのおかげで面白くなっているところがあるというところは特になく、ファストトラベルできたら面白いゲームなのにと感じるままで単に気苦しいだけになっています。まあ、ファストトラベルが簡単にできるとサクサク進みすぎて、すぐ終わってボリューム不足に取られるという点はあるかなと思います。

良いところもある

もちろん良いところはあり、サブクエストの分岐があり、行動で結末が大きく変わるものが結構多いとか、マップの探索が楽しいというのは挙げられます。 また、職業ごとに戦い方が大幅に異なり面白いです。これはモンハン的であり流石にカプコンだなぁと感じました。

ストーリーも長いムービーを延々と見せる、会話シーンが長いというような眠くなる要素が少なく、自分でゲームを動かしてプレイしている時間が占める割合が多いのも好印象でした。 新エンディングルートの展開も良かったです。

まとめ

ファストトラベル部分を除くゲーム要素は非常に良いのですが、ファストトラベル部分が意図した設計のようなので、アプデで治るとかは期待できないものになるのかなと思いました。ファストトラベルがないのがドラゴンズドグマで、これの息苦しさが良い、みたいなインターネットの意見も見ましたが、分かり合えない感じがします。 異国料理のレストランに行って、美味しそうな料理が出てきたのにスプーンもフォークも水も出てこず、ウエイターに聞いたら怪訝な顔で「そんなのここじゃ誰も使わないよ。有料だけど使う?」って言われてしかもその有料の額が結構な値段だった、みたいな納得のいかない感じのカルチャーショックを感じます。

ゲームは息抜きや楽しいのみのものではなく、こういう苦しさを乗り越えるのも楽しい、と思える人には向いているかもしれません。 ただ、フロムゲーの高難易度を切り抜けた時の達成感、開放感とは違っており、あまり切り抜けた喜びを自分は感じられなかったので楽しみ方が難しいなぁと思いました。 とはいえ、トロフィーコンプリートするかどうかは別としても、まだやりこんでみようと思っています。