4月に発売されたゴッド・オブ・ウォーを遊んでました。 ゴッド・オブ・ウォー3の続きの話になるのですが、発売されたのが2010年なので、約7年ぶりの続編になるわけですね。(リマスターや外伝はいくつか出ていたようですが)
ゴッド・オブ・ウォー3でギリシア神話に決着を付けたので今度は北欧神話ということで、これまでの作品を遊んでいない人でも新規に始めやすいゲームだと思います。
ゲームシステム
これまでは「デビルメイクライ」シリーズのような、一本道・戦闘を繰り返して進んでいくタイプのゲームだったのですが、今作はオープンワールドに近づいていますね。ファストトラベルの要素や、過去に行った場所にもう一度戻ってアイテムを探したり、サイドクエストを進めたり、と言った要素が増えています。 とは言え、一般的なオープンワールドほど自由度は高くないので、進入禁止の地形が多かったり、ファストトラベルの自由度が高くなるのは終盤だったりします。オープンワールド慣れしている人には若干不便さもありますが、迷子になりにくい作りだと思います。
戦闘は GoW らしい豪快な戦闘で楽しいですね。きっちり装備を整えて挑めばそこまで難易度は高くないと思います。 サポートしてくれる息子が非常に優秀で強いです。
そしてグラフィックはとてもきれいですね。GoW は常にグラフィックを限界まで追求している感ありますが、PS4 になってその美しさと臨場感がヤバイですね。
ストーリー
これまでは傍若無人で悪逆非道の主人公だったクレイトスさんがだいぶ丸くなってますね。過去作だと、助けを求めている人を生贄に捧げたり無意味に殺したりする人だった記憶なんですが、家族ができて丸くなって過去の自分の行いを悔いている感じすらあります。子供とふたり旅を続けていく父親キャラという点で、名作 『Last of Us』 のジョエルさんみたいな感じになっています。丸くなってもジョエルさんレベルではあるので、『ヴィンランド・サガ』のトルフィンほどは丸くなってないのでご安心を。
あと、これまでの GoW も3部作かけてギリシア神話の神々をやっつけたので、今回も続編前提な感じです。が、いい感じにまとまってて投げっぱなし感はないです。エンディングは次回作のオープニングに続いている感じの映画的な終わり方なんですがずるい!!早く続きをやらせろと言う気持ちになる。
やりこみ要素
ストーリーだけ追うと短めで、普通に土日でクリアできるボリュームです。 トロフィーコンプもそれほど難しくなく、40時間ほどでコンプリートできる感じかと思います。
まとめ
これまでの GoW の完成されたアクションゲームの面白さにオープンワールド的な要素も入れてみて更に良くなった感じです。 ストーリーも家族ドラマにすることで、これまでの凶悪なハゲが大暴れして全部殺していく的な思考停止で観られるアクション映画的だったものが、もう少し深みのある感じになってて良いですね。 最近のオンライン要素のあるゲームやソーシャルゲームのように無駄にやりこみを強要されることもなく、いい感じに辞め時があって良かったです。というわけで、PS4 を持っているならぜひ遊んでほしい作品です。