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「サガ エメラルド ビヨンド」プレイ感想

4/25(木)に発売された「サガ エメラルド ビヨンド」を全主人公クリア、トロフィー90%ぐらいまでやり込んだので感想です。

ゲーム内容

サガシリーズ最新作であり、サガシリーズ恒例の陣形や連携、ひらめきを駆使して戦闘するゲームになります。 フィールドの雰囲気などは「サガ スカーレットグレイス」から踏襲されており、今時のスクエニの美麗な 3D ではなく、ボードゲームのような雰囲気の 2D マップを決められた順番に、時に選択をしながら進めていくゲームになっています。

面白いところ

戦闘が一戦ごとにやりごたえがあり、よく考えてコマンドを選ばないと例え雑魚戦であっても全滅のリスクがあるような難易度になっておりやりごたえがあります。ピンチになっても独壇場というシステムで逆転の余地もあり、コマンド RPG でありながら死にゲーのような爽快感も味わえます。

主人公は6人おり、そのうち二人組の主人公がいるので、5つのメインシナリオから1つを選ぶという内容になっていますが、どの主人公も魅力的な設定になっていると思いました。また、メインシナリオ以外の共通部分についても、選択肢の分岐とは別に周回で話が変わるものがあり、繰り返しのプレイを飽きさせない工夫がされていると思いました。 シナリオは紙芝居風であっさりしていますが、長時間のムービーを見せられるような展開が無く、プレイ時間の大半をゲーム体験に没頭できるようになっています。

いまいちなところ

システム周りはあまり気が利いておらず、以下のようなところは遊ぶのにつらいなと感じています。

  • 最強装備を選ぶと武器と技のセットが大幅に買えられてしまうため実質的に使い物にならないコマンドになっている
  • 武器の強化に重要なアイテムトレードの UI の反応が遅く、もらえる経験値も少なく、アイテムも一個ずつしか出品できない
  • 既知のイベントをスキップする機能がない

まとめ

個人的には面白いゲームで、全主人公クリア後も展開が変わったりするので引き続き遊べています。 ただ、万人が楽しいと思える作りではない感じがしており、これぞサガシリーズだなぁという印象です。